Guten Morgen みなさん!これから学生記者ボランティアとして記事を執筆させていただくことになりました、伊藤と申します。記事の内容はあっちへいったりこっちへいったり定まらないと思いますが、何卒ごひいきに。
さて、第一回目は映画紹介をしたいと思います。
今回紹介したい映画はこれ!
ドイツ語学科に入った方、またドイツに少しでも興味のある方にはぜひ見てもらいたい映画no.1ですね。何事も歴史を知らなければ語ることはできないと思いますので。
この映画では、ヒトラーの人間的な部分やナチ内部の人間関係、大戦末期のベルリン市内の様子などが主に描かれているので、戦争映画としてはわりとマイルドなほうかと思います。多少の戦闘シーンや残酷表現はでてきますが、戦争映画が苦手な方でもあまり気負わずに見ることができるのではないかと思います。(個人的な意見ですので、視聴後の苦情は一切受け付けません)
また、映画のオリジナル言語がドイツ語なので、第二次世界大戦時のドイツの様子を学ぶついでに、ドイツ語も学ぶことができるかもしれませんね。
監督は「es」を制作したオリヴァー・ヒルシュピーゲルです。「es」は戦争映画でも歴史映画でもありませんが、有名な作品なので知っている方は多いかもしれませんね。
またこの映画は、ドイツ・オーストリア・イタリアが2004年に共同で作ったもので、第77回アカデミー賞アカデミー外国語映画賞にノミネートされた作品でもあります。
原題の「Der Untergang」という語は、「失脚」や「没落」といった意味。日本題に比べてずいぶんはっきりとしており、またキャッチーでもなんでもないこの原題ですが、なかなか的を射ています。本編を見ていただければわかるのではないかと思います!
さて、ざっくりと内容紹介をしていきましょう!
まず、本編はアドルフ・ヒトラーの秘書であったトラウデル・ユンゲの証言から始まります。
その後に、第二次世界大戦末期の1945年4月のベルリン市街戦を背景に、ヒトラーの、地下壕における最期の日々が描かれていきます。
降伏するまでのベルリン市内やナチの様子はどのようであったのかを追うことができます。
次に、個人的な見どころをいくつか挙げていきましょう!
まず1つ目!
地下壕で会議中にヒトラーが激昂して、部下に喚き散らすシーン。動画サイトにパロディ動画がたくさんありますね。笑
私個人の意見ですが、このシーンが転換点となって、ただでさえ戦争末期で低かったナチ全体の士気がさらに下がっていきます。敗戦の色が濃くなったことによるヒトラーの焦りや不安、また彼が正常な判断をできなくなっていることをよく表していて、見ていて滑稽な気分になります。実際にこのようなシ場面があったかもしれませんね。
2つ目!
ヒトラーがフリードリヒ大王の肖像画を無言で眺めているシーンです。ドイツ第三帝国が崩壊していくさなか、彼は亡き王を見て何を考えていたのでしょうか。言葉に言い表せない感情がこみ上げてくるシーンです。
次は、ヒトラー以外で注目してほしい人物を何人か紹介したいと思います。
まず、1人目!
ヒトラー秘書のユンゲです。この作品は、もともと戦後に語ったユンゲの証言をもとに製作されています。いわば彼女が本当の主人公かもしれません。そんな彼女に注目することで、なにかわかること、感じることがあるのではないでしょうか。
2人目!
事実上ヒトラーの妻であったエヴァ・ブラウンです。本編に登場する彼女は、明るくてお転婆で、ときたま破天荒な行動をします。ソ連に爆撃されていても、パーティを開いて踊っちゃいますからね。
3人目!
ヒトラーユーゲントの子供たち。あまり出番はないのですが、当時幼い子供たちがどのような思想を持って、戦場で何をしていたのかを知ることができるのではないかと思います。
最後に!
ヨーゼフ・ゲッベルス。俳優さんが本人に似ていません。笑
視聴中そればっかり気になっていたとかそんなことがあったりなかったり。
あまり本編について詳しく語ってしまうとネタバレになってしまうので、まだまだ書きたいことはありますが、今回はこのくらいにしておきたいと思います。
最後にこの映画のトレーラーリンクを張っておきます。
「映画 ヒトラー 〜最期の12日間〜 日本語予告編」
「ヒトラー ~最期の12日間~」は獨協の図書館にもありますので、気になった方は是非一度見てみてくださいね。
それでは Auf Wiedersehen!
伊藤
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