2018年11月22日木曜日

【学生記事】「ドドンとドイツ!!4」


こんにちは、Schokoladeです!
いつの間にか12月が目前となってしまいました。ドイツではこれからクリスマスマーケットやカーニバルなど、華やかなイベントが目白押しですね!実は私、23月辺りにドイツへ行こうかと企画中です。今からわくわくが止まりません(*’’)
 
 
さて、今回は時をさかのぼること約三か月、
9月に私が参加したイベントについて書こうと思います。
 
その名も、
「ドドンとドイツ!!4」
98日、日独協会さんの主催で行われたイベントです。http://www.jdg.or.jp/event/07other/culture/culture20180908.html


慣れない渋谷に到着し、迷いに迷って到着した「東京カルチャーカルチャー」さん
受付の前にはこんな看板が!

さっそくテンションがあがりますね

受付を済ませ中に入ると、ドイツ雑貨のお店や旧東ドイツ時代の制服を着た方々がお出迎え。お客さんの中にはディアンドル(ドイツ語圏南部の女性の民族衣装)を着ている方々も見受けられました。
やっぱり可愛くて憧れちゃいますね~!

ドイツパンのお店で悩みに悩んだ挙句、おすすめを聞きチーズパンを買いました!lecker!
席は自由席で、ワンオーダー制。やっぱりこれは食べなきゃでしょ!ということでcurrywurstもいただきました。

これもまたSehr lecker!

同じ席の方と談笑しているうちに時間になり、イベントがスタート。
出演者の方々の登場曲は
 
「紅蓮の弓矢」



曲初めのドイツ語のフレーズを歌ってくださりました!ドイツに興味を持ったきっかけが進撃の巨人である私としては思いがけないサプライズでした、、、!ここで私のテンションは既に上がりまくりです()

まず始まったのは


第一部「日本に観たるドイツ!ドイツ・テーマパーク探訪」


日本にあるドイツ関連の施設を紹介してくださるコーナーです!
実際に訪れた時の写真を沢山見せてくださいました。


今回紹介されたのは
・東京ドイツ村
・赤城クローネンベルク(閉園)
・松山総合公園のフライブルク城
・鳴門市ドイツ館
・うえのドイツ文化村


こんなにも多くあるなんて、、、知りませんでした!ぜひ行ってみたいです。
所々で入るエピソードが面白くて終始笑っていました()


第二部「真・鈍感大国ドイツ!」

ここでは普段知りえないドイツ人の性質について語られました。例えばドイツ人はいかに安く旅行するかに力を入れていて、個人旅行とパック旅行の価格と満足度を比較するテレビ番組もあるだとか、、、
ドイツ大使館あるあるも面白かったです!

第三部「誰解く?ゲルマニアックイズ!」

このコーナーは全員参加型のクイズ大会でした!
感想は、、、


「分かるわけない!(-)


とっても難しかったです!
でもそれ以上に楽しかった!!
上の写真はスライドショーに映されたもののうち、ドイツ国旗はどれ?という問題です。それぞれ微妙に大きさが違うのです、、、皆さん解けますか?私は勿論、勘で答えました()
 
 いかがでしたか?
私が一つ言えるのは 
「このイベントに参加してよかった!」
ということ!内容が面白いのはもちろん観客の方につられて笑いが止まらず、終わった時にはほっぺが痛かったです()入り口は違えど、ドイツに興味がある方々が一か所に集っている。そんな状況になんだかしみじみしてしまいました。
 
ドイツ好きに悪い人はいないですね!うんうん!

長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

ドドンとドイツ!!5が開催されたらぜひまた参加させていただきたいです!
その時は皆さんもご一緒にどうですか?


それではその時まで!


Tschüs!


出演者の方々
伸井太一さん
マライ・メントラインさん
神島大輔さん
サッシャさん
 
〈一部の写真は(公財)日独協会様からお借りしました。〉
 
Schokolade







2018年11月12日月曜日

【学生記事】「ナチス政権下のドイツの音楽」

 Guten Tag!!
 オクトーバーフェストも終わり、すっかりクリスマスマーケットの季節になってしまいましたね。日本のパン屋でも、シュトレンを販売するところが増えていますね。

 さて、今回はナチス政権下の音楽について、3人の音楽家に焦点を当てて執筆します。

 まずは、リヒャルト・ワーグナー。

 彼は1883年に死去しているため、直接的にナチスに関与はしていませんが、彼の反ユダヤ主義的思想は、のちのアドルフ・ヒトラーやヨーゼフ・ゲッベルスに影響を与えました。ワーグナーの音楽が彼らによってナチスのプロパガンダに利用されました。


Wikipediaより



 そのため、イスラエルでは長くワーグナーの楽曲の演奏がタブーとされていました。しかし、2001年イェルサレムで、ダニエル・バレンボイムの指揮でワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の一部が演奏されました。
 ワーグナーの芸術がより多くの人に、親しまれてほしいですね。


 つづいて、リヒャルト・シュトラウスです。
 「ツァラトゥストラはかく語り」や「ドン・ファン」など、数々の交響詩を書き上げた彼は、ナチスへ協力したといわれています。


Wikipediaより


 リヒャルト・シュトラウスは、第三帝国の帝国音楽院の総裁として、当局の要請を受けながら作曲活動をしていました。第二次世界大戦後、彼は連合国の裁判にかけられましたが、無罪となりました。
 彼の孫がユダヤ人だったことから、家族を守るために親ナチスとなったともいわれています。彼もナチスに利用された側だったのかもしれませんね。


 最後はヴィルヘルム・フルトヴェングラーです。
 1920世紀に生きた大指揮者である彼も、帝国音楽院の副総裁でした。


Wikipediaより


 フルトヴェングラーはヴァイマル共和制下のころからたびたび指揮台に立ち、ナチスが政権を取ったのちも多くの式典で指揮をしました。彼はユダヤ人の音楽家も進んで招こうとしましたが、ヒトラーやゲッベルスをはじめとする多くの宰相にその指揮が気に入られたこともあり、終戦間際まで亡命はしませんでした。終戦後、一時演奏禁止処分を受けましたが、裁判で無罪判決を受けました。


 ナチス政権下の時代には、他にも多くの音楽家が活躍しましたが、いずれも体制に利用されたり、亡命したりと、影響は小さくありませんでした。社会情勢の視点から芸術を見てみるのもまた面白いですね。

 次回はドイツを代表するあのテクノミュージック集団について執筆します。お楽しみに!!

 それでは、Tschüss!!
小林尚暉