ドイツと聞いて連想するものと言えば、メカニックなものを連想する人が多いのではないでしょうか。たとえば、理系の大学生が第二外国語としてドイツ語を選択する割合が比較的高いと言われるのも、そこに一因があると思われます。
特にドイツの場合、自動車と並んで「メカ好きを刺激するアイテムは、光学機器。イエノプティークの伝統・カール・ツァイスと言えば、知る人ぞ知る、顕微鏡からプラネタリウムまで名だたるドイツの光学メーカーであります。そしてカメラ。とくれば、ライツ社のカメラ、誰もが知ってるライカでございます。このブログを読んでいる人の年齢層は定かではありませんが、とある年代の人には、たまらない魅力を持ったその名前。自分はその年代にはいるとは思えない若輩ですが、「メカ好き」を自称する以上、やはり一度は手にしてみたい。
ドイツ語学科の教員にもカメラが趣味という人がいますが、胸にライカをぶら下げた本学科教員の姿など未だ見たことはありません。実は持っているのだけれど、照れがあって人前に出せないなんてこともあるかもしれません。僕もカメラ好きですが、ライカは正真正銘持っていません。奥深い世界があるようで、レンズや部品を揃えれば家計が毀れると聞いてます。実際、僕には先立つものがございません。中古カメラ店のショーケースを覗くのがせいぜいですが、逆にそれで妄想は広がるようで、ああ早くこの煩悩から離れて悟りの境地に入りたい--、とは裏腹。やはり欲しいのでした。さてこの葛藤はどうなることでしょう、と今回の話はこれまで。ちなみに写真はライカ「M3」です。うーん、やはり美しい。
(T・K)
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