2018年7月19日木曜日

【学生記事】ドイツ・ベルリンのLGBTQ+

Guten Tag! Mein Name ist Hirokidokey!

先々月(5月)は東京で「東京レインボーパレード2018」が行われ、先月(6月)には世界中でプライドパレードが行われました。実は6月中は「Pride Month」と呼ばれ、世界中で「性の平等性」について支えあう社会運動が行われます。今回はジェンダーの中でも「同性愛/LGBTQ+コミュニティー」についてシェアしていきます。初めに「LGBTQ+」とは何を意味するかを説明し、次にドイツの「LGBTQ+コミュニティー」について話し、最後にこれらを知ることの大切さについてシェアします。



まず初めに「LGBTQ+」とは何かを説明します。「LGBTQ+」とは①女性同性愛者であるL=レズビアン、②男性同性愛者であるG=ゲイ、③両性愛者であるB=バイセクシャル、④生まれた時の性が体と一致せず、それを性転換や女装・男装などをして自分に合ったスタイルにするT=トランスジェンダー、⑤自身の性自認や性的嗜好が定まっていない人Q=クエスチョニング/クィア、の頭文字をとった造語であり、「性の多様性」を表しています。しかし同性愛者の中にも様々な種類が存在しており、それらを一義的に語ることは難しいのです。そのために、「LGBTQ」という言葉は存在するのです。そして肝心の「+」については、前に挙げた5つのジェンダー以外にもまだ多くのジェンダーが存在しており、それらはよく「+」とカテゴライズされ「LGBTQ+」とされています。

実はドイツ・ベルリンがヨーロッパの中で最も「LGBTQ+コミュニティー」に対して支援が厚いとされています。そもそもドイツには「パートナーシップ制度」や「LGBTQ+コミュニティーに対する差別を禁じる法律」があり、さらにドイツは昨年2017年6月30日には同性婚を可決するなど、様々な支援がされている国なのです。

ベルリンには「Christopher Street Day(クリストファーストリートデイ)」と呼ばれるパレードがあったり、ゲイバーが多く存在したりすることから、ベルリンは「LGBTQ+コミュニティー」からとても愛されています。

またKlaus Wowereit(クラウス・ヴォーヴェライト)というSPD(ドイツ社会民主党)に所属する政治家は、2001年のベルリン市長選挙において「Ich bin schwul, und das ist auch gut so!(私はゲイであって、それもまたいいことです。)」とカミングアウトをしました。彼はベルリン市長に任命された後もメディアに多く出演し、ベルリンをゲイフレンドリーな街にするために、日々貢献し続けていました。


今日挙げたことはほんの一部にすぎませんが、それでも日本よりもLGBTQ+コミュニティーに対してはとても寛大だということがわかります。これらについては賛否両論ありますが、少しでも皆さんにこの存在を知ってもらい、世界が彼らにとって住みやすい場所になることが私の夢でもあります。


Hirokidokey

2018年7月5日木曜日

【学生記事】M・ビティヒ先生インタビュー

Guten Tag!
いかがお過ごしですか?

梅雨も明けてしまいもう七月、、、夏ですね!

期末試験を乗り越えれば夏休みの到来です。
もうひと踏ん張り、がんばりましょう!

さて、今回私はM・ビティヒ先生にインタビューをしてきました。
目的は記事を書くことでしたが、私自身お話を通していろんなことを学ばせていただきました。モチベーションがうなぎのぼりです。
読んでくださる方にとっても良い刺激となればうれしいです、それではどうぞ。



―日本に関わったきっかけはなんですか?―

子供の頃からアニメを見ていましたね。キャプテン翼とかアタックナンバーワンとか。最初はアメリカのものだと思っていたけど後で日本のものだって気づいた。16歳くらいの時にドラゴンボールの漫画が出て、当時は40マルクしてお高かったけど読んでいたね。で、次にゲーム。ファイナルファンタジーセブンが出た時やりた過ぎて日本語分からないけどやった。10時間くらいはできたけど結局読めないから何すればいいか分からなくなって諦めた(笑)それから歴史に興味持って、最後に文学。一度日本に行きたいと思ったから奨学金もらうためにもりもり日本語勉強したよ。
要するに
アニメ→漫画→ゲーム→歴史→文学
ていう流れで日本に興味持ったね。



―ほうほう。それでは日本のどういうところが魅力的ですか?―

文学ですね。本を読むのが好きなので、芥川龍之介とか太宰治とか「なんであの人たちは若くして亡くなったのにこんな深くかけるの?」って思わされる。書き方がぎっしりだから何回読み返しても必ず新しい発見がある。ドイツ語で読める日本の作品は片っ端から読んだよ。文学に対しての愛は多分死ぬまで消えないし、これからずっと文学の世界から出られないと思う(笑)
あとお寿司が好き。昔は魚に興味なくて、お寿司の魅力を理解し始めたのは4、5年前。やばいですよ、美味しい。


―なぜ教授になろうと思われたのですか?―

やりたいことがずっとわからなくて。僕は本が読みたい。そうすると翻訳者か大学に関わることか出版社しかない。一番最初は翻訳者になりたかった。でも今まで趣味だったものが仕事になって〆切に追われるし、さらにお金は入らない。日本語できる人は少ないのになんでドイツで出るお金少ないんだろうってみんな不思議に思ってた。それで大学に残りながら何か見つけられればいいなと思ったから応募したら採用してくれた。70歳まではここにいれるかな(笑)


―語学をする上で大事なことは?―

話すこと。僕も最初は間違えるのが嫌で話したくなかったけど、話しまくることで話すスピードをどんどん上げることができた。ある程度話さないと進まないし、話せば覚えたくなくても覚える。だからできれば早い段階でドイツ語で会話できる人を見つけたほうがいい。そして人と話すのは楽しいよ。


―ドイツ語学科の生徒に一言お願いします。―

メッセージですか?えー、最初の方はつらいとわかってます。そしてつまらないし、朝の一限の授業が多い。遊びたい気持ちもわかります、東京近いし。でも僕が友達から言われたのは「ワークハードプレイハード」偏ってたら楽しくない。自分のペースを見つけてちゃんと勉強しながら遊べばすごい楽しい生活になると思う。ドイツ語は特に最初の方は文法の授業が多いけど、それを乗り越えたら楽しさが一気に増える。今は身に着ける段階だけど半年も経てば学んだドイツ語をツールにできる。
まとめると、最初のつらい時期をがんばってください、そのあとめっちゃ楽しくなるから。

―ありがとうございました!―

もりもり勉強ってなんだか響きが好きです。
私も流暢なドイツ語を身に着けられるようもりもり勉強します!!


ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回はインタビュー第二弾です!
どなたかはお楽しみに。

それではTschüss!


Schokolade