2013年12月12日木曜日

[PROST!]ドイツとドイツ語圏を知ろう(3)

☆スイス・die Schweiz☆


バーゼル大学(Universität Basel)

・スイスの中では唯一の本大学協定校(2008年~)
・今年で創立から553年を迎える、スイス最古の総合大学
http://www.unibas.ch



バーゼルファスナハト(Basler Fashnacht)

スイス北西部に位置するバーゼル市。 
そこで行われるスイス最大級のカーニバルについて焦点を当てて、紹介していきます。

●時期: 2月中旬~下旬のうちの3日間
●場所: バーゼル市(チューリヒから特急で1時間前後)

●早朝:パレードの幕開け
ペイントの施された大きな灯籠が夜の闇に浮かび上がる様子は、青森県の「ねぷた祭り」を連想させます。

●午前:メインパレードのスタート
グループごとに時事問題などのテーマ(Sujets)を決め、それに灯籠や衣装を合わせることが、大きな特長です。

●午後:行進
1万人を超える人々が仮面を衣装を身に纏い、市内を歩き回ります。楽器を奏で、紙吹雪を散りばめ、メッセージを配り、それぞれのテーマ(Sujets)をアピールします。

一年に一度のカーニバルだからこそ、その年ごとの雰囲気や仮装を楽しむことができます!!!


参考:スイス政府観光局 www.myswiss.jp

[PROST!]ドイツとドイツ語圏を知ろう(2)

ハプスブルク帝国の面影残る
オーストリア


寄ってらっしゃい、見てらっしゃい! オーストリアっていう国、皆さん知っていますか? 
せっかくドイツ語学科なんだから、ドイツ以外のドイツ語圏にも興味を持ってみてほしいと思います。皆さんが知らないだけで、オーストリアにも素敵なところたくさんあります。
知らないままじゃもったいない!


芸術の都 ウィーン

 オペラ座の立ち見が360円? あの『世界一の音響』が600円で聴ける? 観劇が520円! 「音楽の都」と名高いウィーンは音楽だけでなく、いろいろな芸術がお手頃価格で楽しめます。あのエリザベートも当日券の学割で約1800円でした。



エリザベート ~Sisi~

 ミュージカルが好きな方ならご存知かもしれません、あの有名なシシィはオーストリアの皇后! 本場のエリザベートを鑑賞するもよし、エリザベートのゆかりの地ツアーをするもよし、彼女が好んだスミレの砂糖漬けも食べることができます。



白ワインが名産

ドイツがビールなら、オーストリアはワインが有名。中でも特に白ワインは飲む価値ありです。 ウィーン周辺ではブドウ畑の綺麗な景色が楽しめます。秋には季節限定でSturm(シュトゥルム)というワインの赤ちゃんが出ます。甘くてジュースみたいで、ワインが苦手な人にも楽しんでもらえること請け合いです。ただし飲みすぎには注意!



カフェ~旦那様・お嬢様気分

 意外と知られていないのが、ウィーンはコーヒーが有名だということ。作家、音楽家、建築家、画家が集ったというカフェの趣は上流階級!? 深みのある調度品、豪華なシャンデリア、ピアノの生演奏♪ コーヒーの注文は入れ方で頼んでくださいね!



原発ゼロ

 ドイツが原発の全廃を決定し話題になっていますが、オーストリアはそもそも原発がありません! 興味深いのは、実は原発は建設されているということ。ツヴェンテドルフ原発は稼働前に国民調査が行なわれ、投票者の50.47%が運転に反対したことからそのまま廃炉となったのです。それ以降オーストリアは反原発を訴え続けており、ウィーンには国際原子力機関の本部があります。



ハプスブルク帝国の遺産

ウィーン
 ハプスブルク家の宮廷、代々の皇帝たちが眠る教会、王宮御用達のケーキ屋さん、食器工房etc…645年続いたハプスブルクの帝都であるウィーンには今でも様々な遺産が見られます。

インスブルック
 そしてインスブルックには中世最後の騎士と言われた、ハプスブルク皇帝マクシミリアン一世の残した遺産がたくさん! お隣の国のお姫様を助けに行き、そのまま婚約してしまいました。乗馬に長けていた彼は白馬の王子様かも?



[PROST!]ドイツとドイツ語圏を知ろう(1)

ドイツ大使館訪問
クラウス・アウアー公使にインタビュー!


 現在、ドイツ大使館文化広報担当のクラウス・アウアー公使に色々とお話を伺ってきました。


―Q1. ドイツ大使館の活動全般について教えてください。

 ドイツの代表の「小さな政府」として活動しています。在日しているドイツ人に対してのパスポートの発行、選挙の準備、あとは他国(日本を含め)との関係を維持するため、政府や国民、経済界との連携を保っています。また大使館は大使を中心に領事部門、広報部門などいくつかの部門に分かれています。今回のインタビューなんかは広報活動の1つですね。他にも大使館のホームページやFacebookなどを通じて成果向上を図っています。


―Q2. 文化的なイベントとして、今年は何が催される予定ですか?

 たくさん予定されています。今年はドイツとフランスがエリゼ条約を締結して50年目になります。それに因み、ドイツ大使館の外壁には壁画でその歴史が綴られています。また青山で開催予定のドイツフェスティバルにはフランスの人たちにも参加していただきます。9月22日に行われる連邦議会選挙に際して、ジャーナリスト向けのパーティも開く予定です。第一ジャーナリストとしてお二人にも参加していただきたいのですが、なにせ時差が8時間もあるもので…。他にもコンサートや演劇、東北に向けたアクションも起こす予定です。詳しくは大使館のホームページをご覧になってください。Goethe Institutのホームページでもイベントの情報を更新していきます。


―Q3. 大使館のブログに出ている「大使館ネコ」は本当にいますか?

 もちろん! 今この部屋にいますよ!「大使館ネコ」は訪れたお客さまを、Young Germanyというページの中の「大使館ネコのきまぐれブログ」で紹介しています。


―Q4. SNSをどのように活用していますか?

     (この質問には広報担当のハーニッシュさんに答えていただきました)
 SNSは主にホームページの補完として活用しています。Young Germanyのtwitterでは「ドイツのチョコレートの消費量は世界一」などのカジュアルなテーマを扱っていたり、選挙などのシビアなテーマを扱っていたりと、ありとあらゆる側面から更新しています。SNSを通じて発信者と受け手との相互的な関係を築くことが大切だと思っています。何か質問などありましたら是非、みなさん教えてくださいね。


―Q5. ドイツやドイツ語の魅力は何だと思いますか?

 「美しさ」です。これは何かフィルターの向こう側からではなく、直接自分で見て、触れて、感じてほしいですね。またドイツ語はとても正確な言語です。医学や法学、哲学はドイツ語で発展してきましたからね。日本語との類似点も多いです。例えば日本独特の「居心地のいい」という表現と、ドイツ語の“Gemütlichkeit”という表現はよく似ています。ドイツ語に限らず、他国の言語を学ぶことでその「美しさ」と、母国語の「美しさ」が見えてきます。これが語学学習のメリットだと思います。


―Q6. 日本のドイツ語学習者、ドイツ語を教えている大学・高校に期待することは何ですか?

 言語は人と人とを繋ぐ一種の「道具」であるということを知ってほしいです。あとは500年前のことばかりではなくて、「今」のドイツ、「今生きている」ドイツ語を学んで吸収してほしいです。


―Q7. 公使はいつごろ日本にいらしたのですか?またその時の印象を教えてください。

 去年の夏から大使館に勤務しています。日本には過去に4年間滞在していたことがあるので、二度目の来日になります。最初の印象は„Wunderschönes Essen!“ (とても美しい食べ物)でした。寿司や天ぷらなど、美しくて丁寧で美味しい料理がたくさんある印象でした。


―Q8. 最後に新入生に向けてメッセージをお願いします。

 ドイツ語を選んでくれてありがとう。そしておめでとう! しっかりドイツ語を学んでください。そして実際にドイツに行って新しい宝物を見つけてください。日本とドイツが更に良い友達であるよう、みなさん頑張ってください!



― アウアー公使、貴重なお話をありがとうございました!




<インタビュー後、ハーニッシュさんに普段は一般人は入れない大使館内と大使公邸のお庭を案内していただきました!>


 大使館の造りはとても丈夫で、壁一面コンクリート。東日本大震災が発生した時はあまり揺れを感じなかったとか。コンクリート1枚の大きさは畳1枚の大きさと同じだそうです。フロアーの数え方はドイツ式で、日本でいう2階にあたるフロアーが1階、3階が2階、という感じになっています(日本の1階は「地上階(Erdgeschoss)」)。館内は吹き抜けになっていて、声や音がとてもよく響きます。地上階では様々なイベントが行われていますが、音響が良すぎるため、たくさん音がでるコンサートなんかには向いていないとか。廊下には歴代の大使の写真が飾られていました。建物のデザインはドイツのデザイナーが考えたもので、建築は日本の建築会社が受け持っています。ドイツと日本の融合が感じられる素敵な空間でした。
 外へ出ようとした時に気になったのが、大使館の出入り口の重厚な扉。ガラスは防弾ガラスが使われていて、扉は厚く、とても頑丈な造りでした。外に出ると、アートな町ベルリンではお馴染みのカラフルな「クマ」がお出迎え。ベルリン全体で127匹いるのだそうです。日本の「クマ」も写真で見せてもらいましたが、他の「クマ」と比べると少し地味な印象…。

 大使の公用車も見せていただきました。約1週間前に納車されたばかりということで、傷1つありませんでした。ナンバープレートには外交官の「外」の文字を囲んで、大使公用車を表す「○」がついていました。漆黒のハイブリッドなBMWはとても神々しかったです…。

 その後は大使の公邸の広いお庭にお邪魔させていただきました。入るとすぐに鯉がお出迎えしてくれました。日本風なお庭には、ちゃんと賽銭箱のあるお社や、実際に撞くことのできる釣鐘、来客があったときにお茶会を開いてお客様をおもてなしできる茶室がありました。お庭は毎日お手入れされているらしく、とても綺麗でした。公邸の横にはテニスコートとプールがありました。プールの水は、港区で災害などの緊急事態が発生した際に運用できるようになっています。

 エリゼ条約締結50周年を記念して展示されている壁画も見てきました。いたずら防止のため、壁画は特殊な素材なものでできていました。ドイツとフランスの歩みが分かりやすく紹介されていますので、是非、みなさん見に行ってみてください!

― ハーニッシュさん、ありがとうございました!


 大使館訪問を終えて、私たちもドイツ語学習に対するモチベーションが上がりました。



☆ドイツ大使館ホームページ☆

☆フォルカー・シュタンツェル大使のブログ☆ (大使みずから日本語で書かれています!)

☆「大使館ネコ」のきまぐれブログ☆(ちなみに3月7日付けのブログに私たちも紹介されています!)


☆Young Germany Japan☆
→http://www.young-germany.jp/ (ホームページ)

2013年12月6日金曜日

[PROST!]新任の秋野有紀先生と上村敏郎先生にインタビュー!!(2)


上村敏郎先生


‐Q1. 専門分野は? 興味を持ったきっかけも教えてください。

 ハプスブルクの歴史を扱っています。世界史を勉強していた人は分かるかもしれませんが、18世紀の啓蒙専制君主、ヨーゼフ2世の時代です。主にこの時代のメディアの流通について研究しています。当然その頃はインターネットがなかったので、本やパンフレットが人々に政治的なメッセージを送る手段になっていました。そういった文書などがどのように流通していたか、それに対して啓蒙君主がどのように反応したのかを研究しています。
 ハプスブルクに興味を持ったのは、高校時代に地元福岡県の博物館で開催されていたハプスブルク展を観に行ったことがきっかけです。それから大学に入って、なんとなくハプスブルク関連の本を読んでいくうちに、その深みにはまっていきました。


‐Q2. なぜ教員に?

 教員というよりも、研究者として自分のテーマを深く研究していきたいと思っていました。そのためには大学に残って、教員という仕事をしながら自分の研究を続けていく、というのが日本のスタイルなので、今この仕事に就いています。


‐Q3. 学生時代について教えてください。

 1 年生の頃は舞踏研究会というサークルに所属し、社交ダンスに没頭していました。ただ、この頃から大学院に行きたいと思っていたので、特にお金と時間がかかるこのサークルを止めざるを得ませんでした。また、当時私が教わっていたヨーロッパ史の先生がとても厳しい方だったのをよく覚えています。そんな先生に触発されて、2 年生の頃に仲のいい友人とヨーロッパ史に興味のある後輩たちを集めて、勉強会(サークル) を開きました。勉強に切磋琢磨する以外にも、サークルのみんなとは旅行(お金が無かったので国内がほとんど)に行ったり、昔の料理を作ってみたりと楽しんでいました。
 アルバイトもしていました。成田行きのバスに乗るお客さんの荷物を積むアルバイト、大学の図書館の受 付係、あとは短期でハウスクリーニングのアルバイトもしたことがあります。


‐Q4. ドイツ語はどのように勉強していましたか?

 第2外国語のドイツ語の授業やドイツ文学の授業などを少しずつ取って勉強しました。他にも自分で調べてウィーン大学のサマースクールに参加しました。あとは2年生の時に筑波大学が提携しているバイロイト大学に、短期間ですが交換留学をしました2週間ホームステイをして、その後の2週間はバックパッカーでオーストリアを旅したりしましたね。これが初めてのドイツ語圏留学でしたが、とても楽しかったです。


‐Q5. ドイツ語圏について学ぶメリットは?

 ドイツ語圏に限らず、異文化を学ぶ(知る)ということは自分のなかの価値判断の基準がもう1つできるということです。アメリカでもアフリカでも中国でも、1つ何か別な価値判断の基準があると、自分が生きていく上で参照できる手がかりが増えていきます。これは非常に大事なことで、メリットであると私は思います。日本には受験勉強をして、就職活動をして、就職をして、という一本のレールのようなものがあって、それから逸れてしまうと非常に苦しい思いをすることがありますよね。それだけではなくて、一旦そのレールから外れて、別の時間の流れを感じてみることも大切だと思っています。


‐Q6. 休日の過ごし方を教えてください。

 去年結婚したこともあり、最近は妻と2人で過ごすことが多くなりました。食事に行ったりドライブをしたりと、休日は家庭サービスをしています。結婚する前は読書をしたり映画を観ていました。映画といえば、アカデミー賞を受賞した『アマデウス』のモーツァルトの時代なんかは、まさに私がやっている研究です。観ていただけるとその時代の空間が何となく把握できると思います。おススメです。


‐Q7. 在校生と新入生へのメッセージをお願いします。

 大学の4年間は人生で一番自由で、積極的になれる時期です。自分が本当に好きなことは何かを考えるいい機会だと思います。仕事を持つようになって歳をとっていくと、生きていくうえでの責任が増えていきますからね。今のうちにしっかり勉強をして、たくさん遊んで、色々な体験をしてください。


先生、お忙しい中ありがとうございました。4月からよろしくお願いします。

2013年12月5日木曜日

[PROST!] 新任の秋野有紀先生と上村敏郎先生にインタビュー!!(1)



2013 年春、ドイツ語学科にバリバリの新任として着任される 2 人の先生、秋野有紀先生と植村敏郎先生に インタビューしました。


秋野有紀先生


――始めに、秋野先生について教えて下さい。

 私は学部から大学院は、東京外国語大学の外国語学部ドイツ語学科で、博士論文を書くときに、ドイツ唯一の文化政策研究所があるヒルデスハイム大学に留学しました。博士論文は両校の共同指導による学位論文としてドイツ語のものを提出しました。専門は文化政策です。「文化」は教養の高さを表すものとして、ポジティブに捉えられがちですが、実は見えない「差別の装置」にもなりえ、文化政策も社会にとっては両義的です。劇場や美術館に予算を配分すること=文化政策だと思われがちですが、お金の配分は、その社会が「文化」をどのような位置づけで捉えているかと深く関わっています。なので、ドイツの文化政策を研究することは、ドイツの社会と文化を知ることでもあり、地域研究の側面も持っています。


――先生はなぜドイツの文化政策を研究しようと思われたのでしょうか?

 ヨーロッパに関心があり、中でも自分にとって一番馴染みのない国がドイツでした。最初から研究をしようと思っていたわけではなく、3、4 年時には就活をしていました。その時は外務省を受けていて、筆記試験 はかろうじて通ったものの面接で落ちてしまって。他の企業を受けていなかったので、まだ願書が間に合った大学院を受けました。でも外交官試験の勉強をしていたことにも1つメリットがあって、法律や経済をひと通り論述試験対策として勉強できたことです。それをどこかで少しでも役立てようと思ったことと、子どものころからバレエをしていたのですが、そのころからの「なぜ日本ではバレリーナは欧米のように職業として成り立たないんだろう?」という疑問が混ざり、劇場大国ドイツの文化政策を研究してみようと考えるようになりました。なので、ドイツを選んだのも、研究の道に進むことになったのも、ある意味“偶然”です。でも、自分が子どもの時から今までしてきたことが掛け合わさって、ドイツの文化政策研究というものに落ち着きました。


――お好きな文学や音楽は?

 アイン・ランド『水源』、冲方丁『天地明察』などです。主人公がひたむきに頑張っていて、読後に清々しい気持ちになれ、タイムスリップできる小説が好きです。また数学者の広中平祐さん、藤原正彦さんの留学16エッセイは留学中の愛読書でした。ロシア語通訳の米原万里さんの本も、通訳の裏話などが面白く、お薦めです!ドイツ語の音楽は、Xavier Naidoo, Herbert Grönemeyer, Die Prinzen をよく聴きます。


――先生のお考えでは、ドイツについて学ぶメリットは何でしょうか?

 日本にいると、「外国=アメリカ的なもの」というふうになりがちだと思うのですが、英語や日本語に翻訳しきれないドイツ的思考回路のエッセンスを吸収し、ドイツというもう一つの立脚点を持つと、そこから世界や見方をぐっと広げることが出来ます。ドイツは物価もそこまで高くないし、比較的安全な外国なので、 留学はしやすいです。なので、最初にドイツを起点としてある程度エキスパートになり、そこを一つの軸に また次を開拓していくというのは、日本人が欧州に出て行くためには、効率的な戦略だと思います。
 新入生の皆さんは、ドイツ語を選んだからドイツ語圏としか向き合えない、他の言語の方が良かったかも? と「消去法」で考えるのではなく、日本を含めたアジアのことを考える際にも、ドイツ語を選んだからこそ、歴史、文学・文化、政治、経済、社会の制度(環境制度や文化政策)など、かなり幅広い分野で参照項を見 出すことができ、多角的な考察が可能になるメリットにどんどん目を向けてみて下さい。日本では現代ドイツの情報も少ないので、あえてドイツを専門的に知っているということは、案外強みになるんですよ。


――先生が考えるドイツ語を勉強するコツは?

(1) ドイツ語の例文はジョークで覚える。漫画『宇宙兄弟』の主人公も英語でそうしていますよね。会話にもとっさに使えるかもしれないし、実用的だと思います。そして何より楽しい! 

(2)DVD を日本語⇒ドイツ語の順に見る。私の場合、日本語でまず見て、自分が使いそうな表現(「お疲れ様」や「ぼーっとしてただけ」など)を拾った上で、ドイツ語をメモします。

(3) 忘れても気にしないで、続ける。「語学は才能」という神話もありますが、気にしすぎて「自分は向い ていないのかも...」と悩まないことが重要です。繰り返し接して慣れていったら、誰でもある程度「語学の できる人」になれるはず!と私は信じています。

......あまり言われてなさそうなことを 3 点、あえて挙げてみました。


――新入生と在学生へメッセージをお願いします。 

 在学生の皆さんへ:
 私の座右の銘は「選んだ道を正解にする」というものです。 あるスポーツ選手が「選んだ道を正解にする努力はしてきました」と取材で答えていました。人生の色んな分岐点で、迷い、後悔することもあると思います。でも、選んだ道を「正解にする努力」なら、あとからどれだけでも出来ます。進んだ道を悔やむより、自分の力で「成功」にしてしまえばいい。そう思えたら、自分で思い切った道を選ぶことも、大事な側面で選ばれることもそれほど怖くない気がしてきます。 

 新入生の皆さんへ:
 ドイツ語を学ぶのは大変だと思いますが、1 回 1 回の授業に頑張って出て下さいね。試験でいい点をとるとか、予習をするとかいうことと並んで、気乗りしなくても大学に来るというのも立派な 努力ですし、「あー今日は頑張って授業に出た!」って認めちゃっていいと思います。その 1 回 1 回が、気づいたらものすごく遠いところまで連れて行ってくれます。「ドイツ語なんてもう嫌だ」と思うこともあるかもしれませんが、私の大学での同期は英語メインで仕事をしている人であっても、案外ドイツ三昧でいられた4 年間を幸せな思いで振り返っています。もしかすると、元々自分の中にドイツ語圏っぽいものを潜ませていた人が、気づかずドイツ語学科に引き寄せられてくるのかもしれません。
 そう考えると、ドイツ語学習者は「ドイツ語に選ばれた人たち」なのかもしれません。
大学時代という人生の貴重な 4 年間、幸か不幸かドイツに「選ばれちゃった」みなさんの大学での授業時 間が少しでも楽しく有意義なものになるよう、私も努力していきます!

――秋野先生本当に有難う御座いました!