『歓喜に寄せて』レクチャーコンサート
―ベートーヴェンの曲の他に多くの合唱曲を生んだ『歓喜に寄せて』を楽しむ―
講義概要:
歓びよ、美しい神々の火花よ、楽園の娘よ…(Freude, schöner Götterfunken,/ Tochter aus Elysium...)
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770~1827年)の『交響曲第九番』(1824年)には、フリードリヒ・シラー(1759~1805年)の詩「歓喜に寄せて」 (1786年)による合唱が付されています。この詩は『第九』で作曲される以前にも、発表直後 から多くの作曲家によって曲がつけられ、合唱曲(ソロと合唱で楽しむ曲)として親しまれていました。例えば1800年には、「歓喜に寄せて」だけに作曲した14曲を収録した楽譜集が出版されるほどの知名度を誇っていたのです。
今回は、シラーの詩がなぜ18世紀後半から19世紀前半にかけて広く親しまれたのかを考え、同時にベートーヴェンの『第九』をこの幅広い受容の歴史から捉え直そうという試みです。コンサートでは、シラーの詩と同時に発表された曲や同時代の曲を中心に、現代の作品もご紹介します。最後に聴衆の皆さんとともにベートーヴェンの『歓喜に寄せて』を合唱したいと思っております。
日時:
2015年3月14日(土)13時~15時
場所:
獨協大学 天野貞祐記念館大講堂
レクチャー:
矢羽々 崇 獨協大学外国語学部教授
コンサート解説:
木村 佐千子 獨協大学外国語学部准教授
出演者:
【ソプラノ】染谷 熱子 / 安田 久美恵
【アルト】上杉 清仁 / 布施 奈緒子
【テノール】石川 洋人 / 坂口 寿一
【バ ス】小笠原 美敬 / 望月 忠親
【ピアノ】小木曽 美津子 / 矢内 直子(連弾)
※参加には事前申込が必要です。
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