2013年4月29日月曜日

『みえない雲』(die Wolke)

映画:「みえない雲」(原題:DIE WOLKE)
2006年製作ドイツ映画、ドイツ語(日本語字幕付)
監督:グレゴール・シュニッツラー

 もしドイツで原発事故が起こったら—1986年に世界を震撼させたチェルノブイリ原発事故の翌年に発表されたベストセラー小説“DIE WOLKE”は、主人公が暮らす小さな街に降り掛かった放射能による恐怖と惨事を描いた青少年文学です。
 原作は2006年に映画化され、2010年には本国ドイツでコミックとしても出版されました。
 そしてチェルノブイリ原発事故から25年後の2011年、東日本大震災によって引き起こされた福島第一原発事故を機に、ドイツ政府は2022年までにドイツ国内の全ての原子力発電所の稼働停止を実施する決定を下しました。東日本大震災からわずか三ヶ月足らずでの決断でした。
 25年前に海の向こうで鳴らされた警鐘は今日の日本でかつてないほど大きく鳴り響いています。

原作小説:DIE WOLKE (Gudrun Pausewang著)
★本学の図書館にもあります★


小説:「みえない雲」(Gudrun Pausewang著・高田ゆみ子翻訳)


コミック:DIE WOLKE(Anike  Hage画)
コミック:「みえない雲」(Anike Hage画/高田ゆみ子翻訳)

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