有名なドイツリート「鱒」と「菩提樹」で始まったコンサートですが、ハイネの詩による「二人の擲弾兵」、モーツァルト『魔笛』のパパゲーノのアリア「おいらは鳥刺し」、オペレッタへとプログラムが進むうちに、キャラクターバリトン田辺氏の迫力ある歌声、パフォーマンス、そして絶妙なトークに会場全体が引き込まれ、舞台と一体化して、あっと言う間に前半が終了してしまいました。
後半は「夏の思い出」など日本の四季の歌をドイツ語で紹介したあと、「浜辺の歌」とメンデルスゾーン「歌の翼に」の類似性に関する考察を実演しながら披露したり、山口百恵がうたった「いい日旅立ち」、ジブリのアニメソングをドイツ語で熱唱し、最後は「新世紀エヴァンゲリオン」で締め括りました。
来場者に行ったアンケートによれば、「もっと聴いていたかった」、「クラシックが身近に感じられた」、「ドイツリートの素晴らしさがわかった」等々大好評で、また、学生諸君にもとてもいい刺激となったようで、「田辺さんのように、ドイツ語を使って日・独の懸け橋になるような仕事がしたい」という感想も聞かれました。
素晴らしいパフォーマンスを見せてくださった田辺さん、そして、伴奏をしてくださった川手さん(「月光」を全曲聴きたかったという感想もありました!)、本当にありがとうございました。
なお、トークの中で紹介のあった、日本の歌を独訳してCD付きで出版した楽譜については、http://www.tanabe.de/でご覧いただけます。
なお、トークの中で紹介のあった、日本の歌を独訳してCD付きで出版した楽譜については、http://www.tanabe.de/でご覧いただけます。
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